小岩井カンタービレ ブログ 2021上半期

カンタ君の家出

快晴、残雪残る2月13日

 

AM7:00~AM10:00

いつも通りカンタ君と宿の建物の前で遊んでいて、 ちょっとした用事があり2~3分目を離したら、いない…

 

余裕をかまして10分待っても、戻ってこない…

 

いや~な胸騒ぎがして探そうとするも、道路方面に逃げたのか、林の中に逃げたのかが分からない状態に。

 

道路方面にはいかないように教育していたので林の中にいると推測し捜索開始。

 

ただ分岐もあるし(東京ドーム100個分もありそうな)広大な面積なので捜索は難航。

 

雪に足を取られ歩きにくく、ガンガンと体力が奪われていくことに。

 

AM10:00~PM3:00

このままではどうしようもないので一度宿に戻り、両親に応援を頼み、カンジキを買ってきてもらう。

 

どこかの家で保護されている可能性があるので、警察署と保健所に連絡。

 

ご近所さんにも状況を説明し、見つけたら知らせてくれるようお願い。

 

再度捜索開始

 

雪にプリントされた動物の足跡を何度も追跡するが、途中で途絶えたりしていて進展なし

 

林ではなく道路方面に逃げた可能性もあるので、車で捜索開始

 

天気の良い日曜日、スキーに向かう人などでいつもより交通量が多いのを確認し青ざめる

 

逃げてから8時間以上経過。

 

範囲を広げた方が良いのか悩みながら車、歩きで捜索するもなんの進展もなし

 

目を離した後悔、もう一生カンタに会えないかもしれないという考えで頭がいっぱいになり、目に映る全てから色が消える

 

PM4:00~PM9:00 

お隣の珈琲屋「風光舎」のご夫婦の案でチラシを配った方が良いということに。

 

家に戻りチラシを作成し、各家庭に配布。

 

チラシをポストに入れるだけでなく、家の灯りがついていれば呼び鈴を鳴らして状況を説明。

 

その時に配布したチラシがこちら↓

 

 

PM9:00過ぎ…

最後にもう一度車で探しながら帰宅…     

 

体の水分が相当抜けたのか唇がありえないくらいカサカサになっていました…

 

いつもいる場所にカンタがいない部屋を見て絶望していると風光舎の主人からメッセージが。

 

「明るくなる6時過ぎくらいから3手に分かれて探しましょう」ですって。

 

この日は色んな意味で涙が出ました…

 

ベッドに横たわり、寒空の中カンタどこにいるのかな、野生動物に虐められてないかなと考えながら朝まで目を閉じる。

 

 

 

翌日AM4:00~AM6:00

車、足で捜索するも手掛かりなし。

 

AM6:00~AM8:00

風光舎のご夫婦と合流し、3手に分かれ森を捜索。

 

お店で使用しているツィッターでカンタのことをツイートしてくれたり、色々情報を得たりしてくれていました…

 

範囲を広げられたことにより、昨日は探せていなかった方面を捜索。

 

するとカンタのものらしいフンと足跡を森の中で発見し、大興奮!

(冬の森でいろいろな動物の足跡を目撃しましたが、フンはほとんど見ていません。食料のほとんどない時期だから野生動物は省エネな生活をしているんだろうなと思いました。)

 


昨日、今日と見てきた野生動物の足跡と明らかに違うし、大きな爪の跡の感じからもカンタのものだと確信。

 

希望の光が差し俄然やる気が出て足跡を追跡していくと、林を抜けた先にある、もやし工場、醤油工場があるあたりに辿り着きました。

 

そこで足跡は途絶えてしまい、結局見つかりはしませんでしたが、カンタはまだ生きていて遠くに行ってないと感じました。

 

 

 

AM8:00~AM10:00

宿に戻り、車でビラ配り&捜索開始

 

もやし工場に勤務中の方がおられたので状況を説明し、ビラを配布。

 

その後ビラ配布エリア、捜索エリアを拡大するも手掛かりなし

 

 

AM10:00

林の中に戻り雪の中を捜索

 

途中ガサガサっと音がして、カンタ風の生き物が私とは反対方向に逃げていくではありませんか!

 

めちゃくちゃ速くぴょんぴょん跳ねながら逃げていきます。

 

茶色い四つ足の動物=カンタ 

 

私の頭の中ではこのように変換されていました。

 

ただよく見てみると…

 

細い。カンタ君ムチムチです。

跳びすぎ。カンタ君あんなに跳べません。

りっぱな尻尾付き。カンタ君シッポありません…

 

でもこの時はもう疲れ果ててるし、カンタ風だったので、このキツネをカンタとして飼おうと決意。

 

「カンタ!!」と叫びながらキツネを捕まえようとするオジサン、逃げ惑う野生キツネ…

地獄絵図です…

 

 

 

♪12:00~12:30♪

 

広大な森、草原も一通り捜索したので、一度帰宅し車でビラ配り、聞き込み開始

 

しょうゆ工場に車が停まっているのを確認。

 

ビラ配り、聞き込みをしようと駐車場に停車させようとした瞬間、クルクル回るキツネ…ではなくカンタを発見!!!!

 

気絶しそうになりながらカンタを抱きかかえた瞬間、滝のような涙が流れ落ちてきました。

 

白黒に見えていた風景が一瞬で虹色に♪。

 

もやし工場の方にカンタが見つかった報告をしに行くと、「良かったですね!じゃあこのビラはもう剥がして良いですね♪」ですって。

 

かなり大きな工場なんですが、他の従業員の皆さんにも通達してくれてました…涙涙涙

 

聞き込みをしている時に優しい言葉をかけて下さった皆様、電話をかけてきて「見つかった?」と心配して下さった皆様、捜索して下さったご近所の皆様、しょうゆ工場、もやし工場の皆様、そしてビラを配る提案&捜索して下さった風光舎のご夫婦。雫石町長山地区に住んだり、働いたりしている皆さんの温かさを感じる日となりました。

 

皆様本当にありがとうございました!!

さすがのカンタ君も疲れたのか、この日は布団の中でぐっすり寝てました。

                                めでたしめでたし

愛犬が逃げてしまったら…

愛犬が逃げてしまった時の対応、心得を一覧にしておきますので、その時が来てしまった時はご参考いただければと思います。

 

 

1:できるだけ早く捜索を開始

早ければ早いほど近場にいる確率、生存率、見つかる可能性は高くなります。

 

2:人に協力を依頼

家族、友人などにお願いしてください。

 

3:ビラの配布

この効果は絶大です。

 

見かけたときに連絡がもらえます。

 

また、怪しまれず人様の敷地内に入ることができるため、捜索範囲を広げられます。

車行きかう路上ではなく、安全な民家の敷地内に退避していることは大いに考えられます。

 

4:見つからなくても自分で帰ってくる可能性もある

ネットで調べていると、「犬というものは人生の中で1度や2度冒険をしたくなる生き物だから、心配しなくてもお腹がすけば数日で帰ってくる」という意見が結構でてきます。

 

だから探さなくて良いというのではなく、捜索しても見つからない時に心の持ちようとしてこういう可能性もあると考えられることで、希望がもてるようになります。特に夜は寝られなくなるので、少しでもポジティブに考えた方が良いです。

 

5:冷静に対応する

 

6:最寄りの警察署、保健所に連絡する

多くの人は、犬を保護した場合、このどちらかに電話をするはずです。

 

桜と団子♪

今年も桜は綺麗に咲いていました。例年より1週間ほど早咲きだったような気がします。

盛岡城跡公園

小岩井農場付近

盛岡城跡公園から数百メートル離れたところに団子屋さんが何軒か並んでいる場所がありますので、是非お花見のお供に。

 

今回は梅月堂さんで桜餅とお茶餅を買いました。お店の方は、接客が丁寧でとても気さくです。お店の歴史などいろいろお話を伺えて楽しかったです。

伐採

駐車場付近の木が伸びたので伐採してもらいました!

 

3メートルに切断して一か所に集めていきます。

1本約500キロあるそうです!

丸一日作業していただいたおかげで、枝が落下しても問題ない状態になりました!感謝!